オオハナテングハギ
Naso vlamingii
インド太平洋のサンゴ礁に棲む大型の回遊性ニザダイ科魚類で、外礁斜面やサージゾーンをよく遊泳します。藻類を食べる草食魚で、成長すると額の張り出しが目立つようになります。
Saltwater

Identification points
- 細長い暗色のテングハギ型で、年齢とともに急角度の額の張り出しが強くなる
- 長く鎌形の尾びれと、尾柄の両側にある明瞭なカミソリ状の棘
- 成魚では淡い青色の模様が出やすく、尾の棘周辺が淡色または白っぽく見える
Habitat
成魚はサンゴ礁や岩礁に生息し、外礁斜面、ドロップオフ、浅〜中深度の透明なラグーンの水路に多いです。幼魚はより静かな礁域や、外洋側の礁原に付くことが多いです。
Bait notes
標準的なターゲット魚ではありません。偶発的に狙うなら、藻を模した小型フライ、緑〜茶系のソフトプラスチック、あるいは軽タックルでの小さな海藻片の方が、一般的な小魚系ベイトより適しています。
Behavior
主に日中に活動し、ゆるい群れや小さな群れで移動しながら、糸状藻類や底生植物を食べます。警戒心が強く泳ぎは速く、岩陰に張り付くよりも礁上の開けた水中を利用します。
Caution
熱帯の礁魚は地域によってシガテラ毒のリスクがあります。尾柄の鋭い棘でけがをしないよう、取り扱いには注意してください。
Fishing notes
基本的には狙って釣るより観察対象です。合法的に採集・捕獲できる地域でも、極軽量タックルと高いステルス性が必須で、礁に強く負荷をかけないことと現地規則の順守が重要です。